わたしの吐き方日記

私のめんどくさい自意識を吐き出す日常

ヤリマン時代 〜なぜヤリマンになったか〜

 

いまから11年前。

15歳の5月22日、私はさっさと処女を

捨てた。

その日に会った同い年の男と。

本当は思い出したくないけど、

この過去を追求すれば私が悩んでいるものが

わかるような気がするからおもいだしながら

書きます。

 

あれは…

 

仲の良かった女友達5人グループのなかに

私はいて、話す会話は「カレシほしいー!!」とか男の話かアイドルの話や誰の悪口ばっかw

でもその中でもきっちりスクールカースト

あり、マウンティングもしっかりあった。

私はその中でも下の方にいる事に

焦っていた。

だって小中とスクールカースト下の方だったんだもん。なのに変に悪目立ちして

友達の親からもバカにされていた。

とても傷ついたし、くやしかった。

そんな思春期の小娘の私は考えた。

「高校に入ったら高校デビューするぞ」ってw

わっかりやすいなぁ自分 笑!

でもそれが上手くいかない。

メイクしてもにきびがひどくてみんなにバカにされるし、太っているからデブデブ言われていて自分が妄想してた高校デビューはできなくて

焦りで自己嫌悪で毎日家で泣いてた。

 

 そしてその年代の小娘達は

早くオトナになりたかった。

とにかく一緒に横に並んでいるお友達よりも

少しでもいいから大人になりたくて

タバコやお酒飲める自慢したり…。

何人の男とヤっただの

3Pしただの、ハイブランドのバッグもっているだのくだらないマウンティングの嵐だった。

ほんっとガキだなぁといまなら思うけど

そこの波に乗らないと生きていけないのが

女子スクールカーストの闇。

そしてそのグループのリーダー、アカリの

他校の男友達と合コン(?)をする事になった。

男5人と私たち女5人で。

 

メンバーのリーダー格でアカリ(彼氏あり/ヤリマン)

1つ上のおねぇさんアコ(彼氏なし/ヤリマン)

おちゃらけてるアミ(彼氏なし/処女)

大人しいマミ(彼氏なし/処女)と

私(彼氏なし/処女)が

いつもつるんでるグループ。

 

男メンバーが、

 スクールカーストナンバーNO.1のレン(彼女あり/ヤリチン)

おでぶキャラのりょう(彼女なし/童貞)

チャラい男、和也(彼女あり/経験済み)

山Pに似ている藤山くん(彼女なし/経験済み)

メガネかけてる山田くん。(彼女なし/童貞)

 ちょっとイケメン加賀美くん(彼女あり/経験済)

夜9時ぐらいにみんなでお酒買って

大きい公園に集まって飲んで騒いでと、

やってるうちに自然と

カップルが生まれる。 

まず、アカリとレンがイイ感じになり

二人でみんなから見えないすべりだいの所で

イチャつき始めた。(しかもこの二人お互いに彼氏彼女がいる)

それに続き、和也とアコも二人でどっかいくし、私とアミとマミと藤山と山田と加賀美はただ単純に騒いで、イチャついてる奴らにちょっかいかけては

冷やかして騒いでいた。

そのときアカリが急にみんなの前で

「アヤ(私)は処女だから!みんなより遅いの!」といきなり言ってきたのだ。

 

なんでみんなの前でそういうこと言うのだろう。年頃の私はみんなの前で言われて恥ずかしくて傷ついた。

ホント、アカリのそういう所嫌い。

でも傷ついていないフリをして

「そうだよー」って笑ってごまかした。

アミやマミだってまだ処女じゃん。

なのになんで私だけそんな事言われるのだろう。くやしい気持ちでいっぱいで

余計「処女」ということに焦りを感じていた。

 

とても、とても、悔しいけど

私の本心は経験済みの

アカリやアコがすごく羨ましかった。

とりあえず飲めないお酒を飲んだフリして

酔っ払ったフリをしてギャーギャーやってると

さっきまでアカリとイチャついてたレンが

急に私のとこにきて腕をつかみ

 みんながいない木陰に連れて行き

キスをしてきた。

すっごくびっくりしたけど

どっかで今日処女卒業してやるって

期待していたからとても嬉しかった。

そのまま流されるままキスをしていたら

アカリが鬼の形相で私たちをみて泣いていた。

私はそれに気づいていたけど

いままでに感じた事がないくらい

いや、人生で初めて自分がオンナとして

酔えているこの一瞬を絶対に絶対に

終わらせたくなかった。

当時愛読してたファッション雑誌によく
セックス特集が組まれていて
男が喜ぶセックスはこうだ!とか
キスはこうだ!とかを鼻息あらくして
勉強していた事をまるまる実践していた。
それでレンが喜んでくれていることも私は
オンナとして満たされている錯覚に落ちた。

「このまま最後までセックスしちゃえばあたしは変な自意識から楽になれる。みんなより大人になれる。アカリが泣いてるのなんてどうでもいいからキスし続けよう。」

これがあの時の私が思っていた言葉。

いま思えば半端なく最低だし、楽になんかなんねぇよ!そのせいで、今後もっとめんどくさい自意識地獄に落ちるぞバーカ‼︎ってあの時の自分に言ってやりたい…笑。

そのあと、盛りついた私たちは

もちろんキスだけじゃ終わらず

どんどんエスカレートしていき、

もう周りがみえない二人はすべりだいの下に

行きセックスした。

正直想像してたより全然気持ちよくないし

ただただエロい声をだして

「私、ヤッている!」って自分に言い聞かせてそれに酔っているって感じだったような気がする。

そしてヤッている最中何気なく後ろをみたとき

また真後ろにアカリがいて私たちをみてまた泣いてた。

その時私はアカリがわざとそこにいて泣いて

セックスをやめさせようとしていた事に気づいていた。

でもやめたくなかった私は

さっきよりもすごくエロい喘ぎ声を出した。

いつも処女の私をバカにしてマウンティングしてくるアカリにわざと聞こえるように。

「最初にレンはアカリとイチャイチャしてたけど結局わたしとセックスしているの。あんたは選ばれなかったんだよ」って思いながらセックスしていた私はなんて性格が悪いのだろう。

いや、どこまでオンナを拗らせていたのだろう。

その後アカリは突然いなくなり

邪魔ものがいなくなった私とレンは

かなり盛り上がっていた。

セックスが終わったのが確かAM4:00ぐらいで

夜の暗闇からほんの少し明るさがでていて肌寒くなっていたからレンの上着を借りてたた呆然と甘い余胤に浸っていた。

でも唯一、レンがゴムをつけないでしてきた事が私を不安にさせた。

そして私はレンに

「子供が出来たらどうする?」と聞いてしまった。

いま思えば、レンからすればとてつもなく

重いオンナだよなぁ。

ほんと思い出したくない。涙

 

「…。もし、もし子供が出来たら彼女とは別れるよ。でも子供はおろして、そのあと責任はとるから」

 

レンが言った言葉に一気に現実に戻った。

「彼女にバレないかな…。」

私はまた不安になっていた。

でもレンは私の不安をよそに可愛い顔をして

 

「これは二人だけの秘密ね!!」

 

って言って他の男どもの所に行った。

(ていうか、みんな私たちがヤッてるの知ってんだから秘密もなんもねーよって話w)

でも私はその可愛い顔が愛おしいと思ってしまった。

 

気がついたらアミとマミもいないし、

アコは和也とどっか行ったきり戻ってこない。

アカリもいない。

何気なく携帯をとりだし

アカリのブログをみると私とレンがヤッている時間に投稿された記事があった。

 

「あいつら最低!」

「あぁいう風に浮気するやつらみてるとホント

腹立つ」

 

私の事だとすぐ分かったのと同時に

苛立ちが募った。

「自分だって彼氏いるのに浮気した自慢するくせになんなの。

自分がレンに選ばれなかっただけでしょ。

まぁいいや、

とりあえず私はもう処女ではないのだ。

はぁ…よかった。楽になれるんだ。」

 

太陽が昇ってきて明るくなってきた。

とりあえず公園のトイレにいき

鏡をみると化粧は剥がれ、とてもブザイクな

私がいた。

ヤバい。こんな姿レンにみられたら嫌われる。

焦りながら一生懸命ファンデーションをかさねて塗ると余計ムラになって汚くなってしまった。

最悪だ。

トイレの外にはレンと藤山がいて

私はずっと下を向いてレンに顔をみられなようにしていた。

レンはそんな私を不審にみていたけど

明るくなってこんなブザイクな顔みて

萎えられるのが私は怖かった。

下を向いていたらアミが来た。

「ねえ!何やってんのバカ!」とアミは私に言って来たのだ。

「アコもいないし、アカリもいなくなったし、

あんたはヤッてるし、でマミは一人で帰っちゃったんだよ?とりあえずいまアカリ、加賀美くんの家にいるから行こう」

アカリに会いたくないなと思いながら

下を向きながらレンの自転車の後ろに乗って加賀美くんの家にみんなで行った。

 

加賀美とアカリとメガネの山田がベッドの上にいた。

 

その瞬間アカリが加賀美と山田と3Pしたのが分かった。

 

だってあんなに鬼の形相してたアカリが

優越感に浸った顔をしていたから。

 

アカリとはお互い何事もなかったかのように

喋ってレンの自転車に乗って最寄りの駅まで送ってもらった。

 

ずっと下を向きながら。

 

 

 

 

 

 

続く。